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ピアノ/ピアニスト④

暫く続けてきた僕のピアノ/ピアニスト談義。。(長くてすんません)

今回は作曲家ですが、僕の大好きな-エリック・サティー-を取り上げたいと思います。前出のフランス三人組のひとり。
ピアノ/ピアニスト④_a0288155_1747514.jpg
詳しいことは僕の解説なんかより-ここ-で見てください!!ほんと面白い。
彼は他の偉大な作曲家たちと何歩かずれています。実験的な作曲家で、まあ変わった事を沢山しています。曲のタイトルも変わっていて、-最後から2番目の思想-や-〈犬のための〉ぶよぶよした前奏曲-などなど。。現代音楽家の中にもサティファンはたくさんいて、ブライアンイーノやエイフェックスツインのリチャードジェームスなどが有名です。サティーはいわゆるアンビエントミュージックの先駆けといわれ、家具の音楽とも呼ばれています。まさに家具のように主張せず、例えば、ベートーベン等(運命のイントロなど、誰が無視できましょうか?)とは対極にある音楽。ですが、そこには類まれな独自性と美しさがあります。もともと、有名なジムノペティは知っていましたが、日本の作家坂口安吾の-白痴-という作品の映画化を観ていたとき、アコースティックギターでつま弾かれていた、怪しくもウットリする曲に、作品とともに吸い込まれていました。その時はなんて素晴らしいサントラなんだ位にしか思っていませんでしたが、後に趣味で再開したピアノ演奏でジムノペティを取り上げ、他の作品なども、、、聴いてビックリ。なんとあの妖艶な曲はサティだったのです!
グノシエンヌという曲でした。サティの有名曲は割と簡単に演奏出来ます。構成がシンプルで繰り返しが多く、弾ききる事は簡単なんです。ですが、“聴かせる”事は難しいと思います。間の取り方、ペダルの使い方。
音楽、曲というのは同じ楽曲でも、楽器は何であれ弾く度にもう、全く変わっていきます。僕はバッハの平均律第一番を数年前から、ほぼ毎日一回演奏していますが、毎回違った手ごたえというか、響きに聴こえたり(下手くそだからといえばそれまでですが。。)発見があります。よし、これで完成とは中々いかないものです。
だから、芸術というものは事によると、一生涯飽きないわけなのです。




以前紹介したアレクサンドル・タローの演奏も新鮮で素晴らしいですが、このディボーテのサティーも素晴らしい。。同じくフランスのピアニストです。

楽譜も紹介します。サティーは初心者でも頑張れば弾けます!!(弾くだけなら。。)

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by unknown-design | 2012-10-11 18:43 | 芸術

人生で遭遇する様々な未知の体験について。カメラと一緒に旅に出よう☆


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