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紀伊半島経由中国山陰北陸の旅32日目

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今日は久々によく眠れた。こんな快眠感は実に珍しい。毎日運動して太陽にあたりまくっているからだろうか、子供の頃の感覚を少し取り戻した気がする。昨日夜中に土砂降りになり、雷がピカピカ光って気温が下がり、すかさず車のエアコンを少し入れ、除湿してから眠ったからかな。完全に身体中の疲れが回復しているのが実感できる。僕もまだ全然行けるな。。なんて思ってしまう(笑)

しかし、今日もいい天気で蒸し暑い。早速、金沢21世紀美術館の地下駐車場に車を滑り込ませ、じっくり鑑賞。コレクション展のインド人作家とイタリア人作家に極めて感心させられる。あと別の作家で光学ガラスと岩の作品もよかった。企画展は、以前東京でみたことのある作家の作品でこちらも楽しめた。

美術館には老若男女様々な人がリラックスして訪れていて、昨日は拍子抜けしたけどこれって多分凄く良いことなんだろうと思う。ただ単に休憩しに来てる人が多くいてビックリした。身近に表現があるっていう日常。昨日いたタレルの空の部屋という、直島の地中美術館にもあった何もないだだっ広い空間の天井部分が四角くくりぬかれ空が見える空間作品の部屋に、昨日寝ている青年がいたが、同じ青年がなんと今日も寝ていた(笑)。

その後は近くの哲学者、鈴木大拙館にいった。この建物というか空間すべてが素晴らしく、大変気に入ってしまった。思索の部屋という空間が素晴らしかった。彼の言葉を書いたポストカードが数枚置かれていて、持ち帰れるように専用ファイルもくれたりする素晴らしいおもてなしだった。

そして、かほく市にあるこれまた哲学繋がりで、西田幾多郎記念哲学館に足を伸ばした。ここは更に巨大なモダン建築でビックリした、(後で調べたらやっぱり安藤忠雄建築事務所の仕事だった!内部の構造がまさに安藤建築ですね、しかし、正直何かしら若干つまらない気がしました。。))上層階は研究施設にもなっているようだが。ここの展示も素晴らしかった。西田と鈴木は同い年の親友でで同じ石川県人だというから凄い。

ところで受付の綺麗で聡明そうなお姉さんが、チケットを買うとき「本館来訪者は無料で鈴木大拙記念館に行けますよ」と案内してくれて、あの。。逆に鈴木大拙記念館から来たんですが。。というと驚いて、でしたら半券を見せて頂ければキャッシュバックしますよ!と言ってくれた。なんと素晴らしい対応だろう!

学問や芸術に対するここまでのこういう気概というか精神は、なんというか京都や奈良、そしてここ石川県は素晴らしいですね。東京ではあり得ない。行政が全く力を入れていない。安倍さんなんかは思いっきりそうでしょう。伝統なんかはイメージ戦略に過ぎず、とにかく表面的な国力の増強しか頭にない感じ。そしてその中心の東京はグローバル都市として加速し続けている。それは確かに利便性の追求であり、全てはストレスフリーになっていくけれど、その不気味さはよく言われるように世界中にあるコカ・コーラとマクドナルドが象徴している。僕はグローバル化というのは、行き過ぎると世界を平坦で無個性なものにしてしまうと思っています。今回地方都市を巡回し特に強くそう感じました。

ああ、ちょっと話がずれぎみになったけど、その後は車で走れちゃう日本で唯一のビーチを爽快に走行し、波打ち際に寄ったりして楽しかった。数キロにわたって走れるし、なんと観光バスも走っていた!!

明日から能登半島一周です。

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深層心理学に興味のない方、どんな方でも必ず何か感じると思います。
お堅い心理学とかでは全くない、人間とは何ぞや?という問いかけですね。


講演音声も面白いです。取りあえずno.1。続きはユーチューブのサイトでno.7まで聴けます。


河合隼雄講演 2007 篠山市 Hayao Kawai in Sasayama City


もの凄く面白い話。しかし声に独特の魅力があるなあ、この人。

自分探しについて、河合先生と親交のあった養老さんも面白い事仰ってます。(こちらは哲学的)



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*ちなみに昔の記事は、何度も手直し修正を加えたりしています。
機会があればまた読んでみてください。。
by unknown-design | 2014-06-10 19:55 |

人生で遭遇する様々な未知の体験について。カメラと一緒に旅に出よう☆


by unknown-design
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